静岡県では狩野川放水路のおかげで浸水を免れた!
甚大な被害を及ぼした雨台風、台風18号。
台風自体は大きくはないが、はげしい雨台風になると
予想時より言われていた。
しかし、ここまで大きな被害がでるとは
被害にあった方も想像しなかっただろう。
町、家が泥水に飲み込まれる映像はまさに衝撃的。
家の屋根に息子さんとお母さんが取り残されている中継では
お母さんが水に飲まれれ一時ひやっとしたが
無事救出された。
同時に電柱につかまっていて
救助隊に保護された男性が
その女性の家族とわかった。
この大雨による被害は
鬼怒川の堤防決壊も重なり
数十年、あるいは百年に1度の大災害となった。
静岡県でも狩野川上流の天城山で400mm超の大雨を観測し、あわや浸水・・・
になったかもしれないところ
狩野川放水路という巨大放水路のおかげでまぬがれたようだ。
この放水路は狩野川流域の水害を防止する治水事業の一環として
1951年(昭和26年)6月に建設が着手。
しかし、完成前の1958年(昭和33年)9月26日の夜に
狩野川台風が伊豆地方を襲い、
狩野川上流部に大きな被害が発生してしまった。
それから7年後の1965年(昭和40年)7月に、
ようやく、着工以来14年の歳月と約700億円の巨費を投じて
狩野川放水路は完成したものだ。