15日に京都・島津アリーナで行われたプロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者の山中慎介(34=帝拳)に4回TKO勝利し新王者になったルイス・ネリ(22=メキシコ)が薬物検査の陽性反応を受けていたことが分かった。
8月23日(日本時間24日)に米メディアが報じ、山中戦前に受けた検査で禁止薬物として指定される物質が検出されたという。
WBCは、他のサンプルで再解析を行うらしい。
禁止薬物は筋肉増強剤クレンブテロールに似た性質を持つジルパテロール。
日本ボクシングコミッション(JBC)には既に連絡があり、B検体や試合後に採取した検体の検査結果を受けてWBCと対応を協議する方針。
ネリは山中のWBC世界バンタム級タイトルマッチ13度目の防衛戦の挑戦者として来日。
日本タイ記録がかかる山中慎介を倒し、新王者となっていた。
再解析の結果によっては、王座剥奪の可能性もあるのか?
号泣した山中慎介の心中はどうなんだろう。
15日の山中VSネリのWBC世界バンタム級タイトルマッチについては色々な意見があった。
具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)
『ちょっと、タオル早かったね、タオル・・・・。』
竹原慎二氏(ブログより)
「今日の一戦 山中残念 俺だったらあんな止められ方は納得いかないな 昔とちがいボクシングはスポーツだな じゃあの。」
帝拳ジムの本田明彦会長
「(トレーナーの)個人的な感情が入った。最悪なストップ。耐える展開は予想通り。トレーナーも分かっていたはず」(15日)
「大和も山中に謝っていた。トレーナーとして優しい部分が出てしまったが、遅いよりは良い。そこは責められない」(16日)
帝拳プロモーションの浜田剛史代表
「俺の指示不足かな。山中は効いてなかった」
村田諒太(WBA世界ミドル級1位)
『一瞬集中力が切れたところをたたみかけられた。(トレーナーのタオル投入のタイミングについては)デビュー当時からの付き合いという関係もある。「たられば」を言っても誰のためにもならない。記録がかかる試合というのは目に見えない何かがある。』
久保隼(WBA世界スーパーバンタム級王者)
『高校の先輩の山中に)クリンチしたら…と思ったけれど、(正面から戦う)芯の強さがあったのかなと思う。憧れの先輩。最後まで戦う姿を見せてもらって、良かったです。』
粟生隆寛(元世界2階級王者)
何と言って良いか分からない。山中さんのジャブが当たり過ぎて、逆に距離が近づいてしまったのかもしれない。
長谷川穂積(元世界3階級王者)
『残念ですけど、勝者がいて敗者がいるのがボクシング。負けても、山中選手の今までがなくなるわけじゃない。今日もたくさんの感動を与える、素晴らしい試合。紙一重でどっちが勝ってもおかしくなかった。明日の夜にやれば分からない。今日はネリの夜やったということです。』
吉田沙保里(山中と親交のある女子レスリング)
『どうにか具志堅さんに並んでほしかったが、プレッシャーが大きかったのかな。』
参照元 https://www.nikkansports.com/battle/news/1872847.html